日本映画naviの感想というより赤西くんのインタビューについて

亀梨くんが、手越くんと内くんと一緒、だなんていう、レアな雑誌のラッシュが来る事がわかったので、これ以上、BANDAGEの紙媒体にお金を使うのはやめよう、と、思っていたのですが、「日本映画navi」は我慢できませんでしたねえ。まあ、写真的には、+アクトやシネマシネマのほうが好みなんですけど、テキスト部分がとっても良かったです。赤西くんのお仕事している姿が、わかりやすく、好意的に伝わってくる、上手な取材&上手なテキストでした。赤西くん、ちゃんとお仕事してるじゃん!真面目でいい俳優さんじゃん!ますます、映画が楽しみです。

…でも、まあなあ。言いたくないセリフは言わなくていいよ、なんて言ってくれる監督さんは珍しいと思うのでね。作品中のキャラクターを役者が自分のほうへよせる事を、ここまで許してくれる監督さんもいないと思うしね。小林さんは、専業映画監督ってわけでもないし、映画監督としては初心者だしね。赤西くん、甘やかされちゃったかな、とは思います。次はぜひ、厳しい巨匠の下で、しごかれて欲しいです(笑)。いくら誉められて伸びるタイプとはいえ、甘やかされてばかりじゃあ小さくまとまるだけだもの。できればそろそろ、映像作品ではなく、外部の舞台にでも長期で出て、きっちりしごかれて欲しいわ〜。

取材の数がこれだけ多いと、どの雑誌を見ても同じ事しか書いてないよな…ってなるのが、普通だと思うんですよ。実際、ほかのジャニタレさんは、だいたいそうだし。でも、赤西くんの場合は、インタビュアーさんとの相性があるのかなあ、記事によってずいぶんイメージが違うところが面白いですよね。この雑誌を読んでから、+アクトのインタビューについて考えて見ると、ぶっちゃけあれはダメの部類だよな〜なんてね(笑)。赤西くんじゃなくて、インタビュアーさんの感情の動きがダイレクトに出ちゃってる記事なんて、ねえ。まあ、私は面白かったけども。山下くんから信頼されてるなんていう、いるのかいらないのかわからないプチ情報は知っていても、赤西くんが過去の仕事の宣伝でインタビューを受けた際に、どんな質問にどう答えてきたのかっていう、基本的な下調べをしてない感じがヒシヒシと伝わってきて…あの仕事は、よっぽどの新人か、よっぽどの手抜きだよなあ。それに、言わせたい事を言わせるための質問をしてちゃあ、オリジナリティのある記事は書けないよね。しかも、言わせたい事を言わない赤西くんみたいな人を相手にした時、その先が続かなくて自分ばっかりいっぱいしゃべっちゃうなんて…ありゃあ、間違いなく新人だな(笑)。

下調べはしても、先入観は持たず、聞き出せる事をできるだけたくさん聞いて、そこから使えるものをピックアップしたというような記事が、読み応えがありますね。「日本映画navi」の取材はきっとそうやってインタビューしたものを、上手につなげてくれたんでしょうね。自分を語る事が苦手な赤西くんには、おそらく、具体的な質問を細かく重ねてくれたんだろうと思うんですよね。初めにどうするんですか?それでどうするんですか?こういう時はどうするんですか?次はどうするんですか?ってね。たとえば「役作りはどうされたんですか?」なんて質問じゃあ、赤西くんにとってはまだまだ抽象的すぎる(笑)。「しません」の一言で終わってしまいますよ(笑)

私は塾の先生なんですが、小学校低学年の子供と会話をするのと、高校生のほぼ大人と話をするのとでは、やはり質問が違います。高校生には「夏休みはどうだった?」と聞けば、一通り、なんとなく、彼らにとっての夏休みの大きな事件を聞き出せるし、それに対して私の感想を挟んでいけば、会話が成り立つものですが、子供が相手である場合には「どこかに行った?」「誰と行った?」「何しに行った?」「楽しかった?」と、具体的な質問を積み重ねつつ、子供の表情を読んで、彼らが言いづらそうにしている時は、柔軟に質問の内容を変えつつ、彼らが語れる内容、語りたい内容を探っていかないと、会話が成り立たない。会話が成り立たなければ、先生はあなたに関心を持っているんだよ、という単純な事実も伝わらない。

ま、要するに、赤西くんは自ら語りたいタイプではない上に、日本語能力が小学生レベルという事でしょうか(失礼)。でも、わたしはそんな風に日本語に不自由な赤西くんを愛してるよ!赤西くん「BANDAGE」宣伝で、英語の雑誌にのらないかなあ。英語でインタビューを受けたら、何かがちがうのかもしれないという気がしています。