カツン「CHANGE UR WORLD」のTV露出感想

久しぶりにごそごそと出てきたと思ったら、長文ですよ!しかも若干、上からですよ!

チェンユアのパフォーマンスは、十分楽しみました!堪能しました!確かにカツンらしいカツンで、見たかったものを見せてもらえたなあ、という気がします。Mステに1度しか出られなかったのは、先回、4週連続出場などと言う贅沢を味わってしまった身には残念だった気がしてしまいますが、大きな外れパフォーマンス等はなく、どの番組でもパフォーマンスはかっこよかったし、トークはワチャワチャ可愛かったし、色んなパターンの衣装も見られたし、今までに出た事がなかったNHKの番組に出ている様子も見られて、本当に楽しい一週間でした。

1位 Mステ
2位 少クラ
3位 PV
4位 MJ(トークなら1位)
5位 HEY!

…ってとこでしょうか。HEY!は、カメラアングルに、ちょっと不満が残ったなあ。そこ、もっと引きで!とか、そこは正面からでしょう!!!とか、ちょっとじっとして!とか、思うところが多かったです。Mステと少クラは、カメラワークや演出は、甲乙つけがたかったのですが、メンバーのパフォーマンスとしては、なんとなくMステのほうが、「踊り込んだ後」という感じで、それぞれの動きが魅力的だったように感じました。

今までのカツンの新曲披露は、いつも、最初に披露する時が一番良かったんですよね。なぜなら、初披露の緊張感がなくなるとあっという間に、振りをさぼるか、やり過ぎるかして、バラバラになるから(笑)。でも、今回は、最後の披露だったはずのMステでも、振りをさぼる人がおらず、合わせるべきところは合わせ(ようとし)ていて、アピールして良いところでは個性を出して、最後まで安定してかっこいいままでした。カツンはみんな、本当に大人になったんだなあと思いました。

うん、まあね。振りをさぼる人の筆頭だった、赤西くんがいなかった事も大きいよね。それは認めざるをえません。

私、ね。本来は懐古大好きで、過去映像鑑賞が大好きで、ジャニっこの映像は3年寝かして熟成させるべし!などと思っている人なのですが。赤西くんの脱退騒動が起こってから、ずっと、6人のパフォーマンスの過去映像を見ていなかったんですよ。なんとなく、見る気になれなかったんだよね。

でも、ちょっと前に、今までアナログとデジタルが混在していた我が家が、全面地デジ化する事になりまして。それにともなって古いHDDレコーダーを、1台捨てる事になったんです。それで、そこに録画しっぱなしになっていた映像を編集してDVDに落とさなくちゃならなくなりまして。近年の、カツンが出演した音楽番組を、気がすすまないままに、見なければならなくなりました。「ONE DROP」から「RESCUE」「Love yourself」「D-motion」「Going!」まで。

今、改めて見ると、「ONE DROP」の赤西くんは、はっきり言ってひどい。当時から、私は、赤西くんが「バイバイ」の手のふりをやってくれない事を悲しんでいましたが、それ以外の部分もね。ろくに踊ってないだけでなく、歌も音程すらとれないのに、あえての生歌なのよね…(^_^;)。当時はバラバラなのがカツンの個性だから…とか何とか言って自分を納得させようとし、赤西くんを悪く思ったりはしなかったのですが。アンチさんに面と向かって叩かれれば、庇うような事も言ったのですが。

今見れば、認めざるを得ない。あれは、ひどい。「ONE DROP」の赤西くんのパフォーマンスは、駄目でした。すでにファンになっている人は甘くなってしまいがちだけど、あれはお金をもらっているプロの仕事ではない。メンバーだって、あれでいいとは思っていなかったと思う。他の5人は、バラバラではあっても、ちゃんと踊ってるし、ちゃんとプロモーションのお仕事をしてるんだもの。赤西くんに、ちゃんとやるように言ったメンバーも、周りの大人もいただろうと思う。もし、言えなかったんだとしたら、言えないような事情があったんだと思う。

なんらかの事情で、赤西くんが、あんな仕事しかできないんだったんだとしたら、大人たちが、あれを放っておくわけがなかった。芸能事務所にはタレントの管理責任があり、事務所があの状態の赤西くんに、あのまま仕事させるわけがなかった。信用に関わる。当り前だよなあ。と、今さら、しみじみ思ってしまいました。2009-2010カウコンの、赤西くんもひどいんだよね(笑)!自分たちの曲で踊りをさぼるのはまあ…まあね、まあね…と思うとしても、一応は先輩であるNEWSの曲を歌う時まで、たいして難しくないふりつけを、あえてやってないんだもの。あんな事が、許されるわけが無かったんだよなあ。クビになる、干される、という最悪の事態を免れて、良かったと思います。

そして、あの頃から偉い人は、赤西くんとカツンを何とかしなければいけない、と、思っていたのではないかと思います。赤西くん本人も、辛い時期だったんじゃないかなあ。「RESCUE」あたりは、何とか、そんな赤西くんを、だましだまし働かせたって感じで(^_^;)。「Love yourself」「D-motion」では、当時の私を喜ばせてくれた、なかなかのパフォーマンスを見せてくれて。今思えば、あの頃、赤西くんの気持の中で、カツン脱退と言う現状につながる何かに向けて、「ケリ」が1つついたのかなあ。少しスッキリした感じで、かっこいいパフォを見せてくれて。

そんな近年のカツンと赤西くんを、我が家の電化製品の寿命の関係上、無理矢理、振り返らされた直後に、ちょうど「CHANGE UR WORLD」の露出があって、カツンを見たんですよね。

今のカツンはかっこよかった。本当にかっこよかった。大好きです。

わかっちゃいたけど、人数は奇数のほうが、締りのあるパフォーマンスになりますね。2-3のフォーメーションで、前列で亀梨くんと上田くんが歌っている時の、あのポジションのバランスの良さは、ちょっと感動的でした。後列の両端を背の高い中丸くんと田口くんが押さえ、後列中央の彼にもっともふさわしいと思われる位置に聖くんがいて。あと、RAP後の、聖くんをみんなで囲むところが好きです。あれを正面からのアングルで撮らなかったカメラマンとは気が合いません。あと、間奏の横並びダンスも素晴らしい!あれを引きで撮ってくれなかったカメラマンとも気が合わないように思います。

5人のパフォーマンスを、寂しい、ここに赤西くんがいてくれたら!と、思う気持ちがないわけではありません。でも、悲しいけど、「やる気のない赤西くんなら、いないほうがましだ」という事実を、今度こそ認めざるをえないなあと思いました。私、もう当分、もしかしたら一生、「ONE DROP」の時期の過去映像を見る事は、ないかもしれないと思います。あんなカツンを…っていうか、あんな赤西くんを見るのは、辛すぎます。

あれに比べれば、5人のパフォーマンスを見る事の、なんとストレスフルなこと!多少のミスはあったとしても、全員がちゃんと踊って良いパフォーマンスを魅せようとしてくれる、全員が声は出さなくてもニコニコとトークに参加している、ちゃんと歌う、歌えそうにないならいさぎよく口パクを選ぶ。そんな、他のグループだったら当り前のようにやっている事を、やっとカツンもやってくれる、その安心感。

私はいままでも、赤西くんの脱退を、かつて赤西くんのファンだった者の一人として喜ばしい旅立ちだとは思ってきましたが、カツンのファンとしては、怒っていたというか、悲しいというか、寂しいというか、とにかくいまだにネガティブな感情しか持てずにいました。ロクーンをあまりにも愛してきたから、ね。

でも、やっと、5人になった事の良い面にも、目を向けられるようになってきた気がします。人数が奇数だとパフォの見栄えが良いこと。ダンスが揃って見える事。上田くんや田口くんのトークでの口数が増えた事。中丸くんの歌のうまさ、声の美しさが、前に出てきた事。

5人になってしまった事が、どうか、今後のカツンのにとっても、ますます良い事でありますように。
  
あ、赤西くんの事は、以前から言っている通り、まったく心配していません!そりゃあ、もちろん、初めてのアメリカでの活動は苦労の連続でしょうが、そんなの赤西くんは買ってでもしたい種類の苦労だろうし、経験値は急上昇するだろうし、絶対、赤西くんは成長する。今の赤西くんの日々充実し、成長中であろう活動ぶりは、嬉しい限りです。もうすぐ全米ツアーも終了ですね!

ジャニーさんの言った「アメリカでの成功」が、何を指すのかわからないけど、今回の全米ツアーの興行収入って、事務所的にはどう転んでも、赤字間違いなしだと思うんだよね。そんな事はわかっていて、事務所がそれをやらせてるって事は、将来的に莫大なお金を赤西くんが稼ぎだす事をあてにしての投資だと思います。

グループを脱退する事によってヲタク以外の人にも話題を提供し、いわゆる悪い意味での「ジャニーズ臭」を薄め、全米ツアーによって箔をつけて、赤西仁という1人のアーチストを日本でデビューさせる。事務所は、今はそのための、長期的で壮大なプロモーション活動をしているように見えます。赤西くんは、アメリカでやりたい事ができる、経験値もあがる。事務所はジャニーさんの夢をかなえ、日本で大金を稼ぐ。このサイクルが上手に回れば、実に素晴らしい。もしも、数年にわたって周期的にくり返す事ができたら、国民的…いや、世界的大スターの誕生となるかもしれません。この方法を考えた誰かは、本当にすごいと思う。大嫌い(笑)。
 
赤西くんの事は心配ないと思う。やっぱり、心配なのは、カツンです。赤西くんがソロのタレントとしてスターになって、5年後、10年後、「ねえねえ知ってる?赤西仁(いや、Jin Akanishiなのか?www)って、昔KAT-TUNっていうグループにいたんだって!」、なんていう会話がどこかであった時に、若い人たちが「KAT-TUNって何?」「知らない」と言い、大人が「ああ、そんなグループがいたわねえ、懐かしい」と言うような未来が心配です。

今回の新曲のプロモーション露出は、すばらしかったけど、そんな不安を、払拭するほど素晴らしかったかと言えば、そうではなかった。だって、いわゆるカツンらしいカツンを見せて、過去のカツンを好きになった、もともといるファンを喜ばせただけだと思うから。今の彼らには、あれが精一杯なんだとは思います。よく頑張っていると思います。でも。

ここは、ファンとして、厳しく行きたいと思います。もっと!次はもっと!

攻撃的な楽曲を選び、攻撃的なダンスをしたからって、攻撃的なわけじゃない。チェンユアは、最高に守りの姿勢に入ったカツンだと思いました。パフォーマンスありきの、つまりはライブに来てくれる、すでにファンであるお客さんの受けだけを狙った、粗削りな楽曲だと思いました。

私は、真に攻撃的なカツンが見たいのです。進化し、成長していくカツンが見たいのです。いい意味で、私を裏切り続け、驚かせて、そうして喜ばせて欲しいのです。

ジュニア時代の、つまり赤西くんがカツンの活動に前向きだった頃のカツンは、つまり、私が好きになったカツンは、そういうグループでした。彼らが、人数が減ってもカツンはカツンだと言うのなら、私もかつてカツンに求めていた事を、人数が減ったからと言って、諦める気はありません。私は、ネバアゲやGoldが、少クラで初披露された時に感じた、あの鳥肌がたつような興奮を忘れません。カツンが、いつかきっとまた、あの興奮を味わわせてくれると信じています。まあ、彼らはもう少年ではないので、その進化も成長も、かつてのように顕著な、わかりやすいものではないかもしれません。でも、きっと、私は感じ取れるはず。だってカツンを愛してるから!←wwwww