カツカツ第二章をしのんで

アルバムの感想はもうちょっと、じっくり聞いてから書くとして。

いまさらですが、カツカツ第2章って、最初の設定は悪くなかったよなあ、っていうかむしろすごく良かったんだよなあ、とか言ってみる。KAT-TUNの6人が全員同じアパートに住んでいる、という設定にはいじり方次第で萌えの要素が満載だったんじゃないかと思います。

部屋のインテリアからして、見るからにバラバラな個性の持ち主である同世代の男子6人。誰と誰が特に仲がいいとかはなくて、個人行動も多く、でもなんとなく1つ屋根の下でつかず離れずの距離を保ちつつ、仲良く暮らしている。それぞれのバラエティ豊かなお友達が時々遊びに来たりもして…うん、この設定で、シットコムをやって欲しいなあ。

昔、海外ドラマの「FRIENDS」ってやつが好きだったんですよね。あんな感じで、きちんと台本のあるものを作り込んでくれていたら、あの設定はすごく楽しかったと思うんだけどなあ。まあ、あの番組にそんな予算があるとは思えませんが。

例えば、両親が残してくれたこのアパートの大家兼住人である和也くんは、両親の死をきっかけに会社員をやめ、清く明るく楽しいひきこもり生活中。家賃収入で豊かな暮らしですが、このアパートの外にはなぜか出られないの。たぶんサラリーマン時代に辛い事があったんでしょうけど、そこにはとりあえず触れません。

そんな和也くんの友達で、デザイナーを目指しているんだけど実質フリーターの聖くんと、同じくプロボクサー志望なんだけど実質フリーターの竜也くんが、格安家賃を目当てに転がり込んできて、何かとヒッキー和也君の世話を焼いているつもりなんです。でも、3人の中でお料理が出来るのは和也くんだけなので、結局、2人の面倒を見てるのは和也くんです。ひきこもりでこのアパートからは出られない和也君ですが、お客さんが来るのは大好きなので、パーティーなんかもやっちゃいます。そういうノリなら芸人さんが来るのも許します。

もう1人のアパートの住人は、3人より少し年上の赤西さん。赤西さんは3人とは違って、公務員とか金融とかちょっとお堅い仕事についているので時にはスーツ姿を拝めます。そして、実は離婚歴があり、別れた妻に慰謝料と養育費を送る生活。時々、妻と暮らしている娘が遊びに来て、アパートに事件をもたらします。娘はたぶんクオーターで、名前は「ティアラ」で、和也くんや聖くんとは仲良しなんだけど、竜也くんとはちょっとだけ何かのライバルで、喧嘩をしたりもするんだろうなあ。

そんな赤西くんの弟で、同居している両親と喧嘩するたびに、兄の家に転がり込んでくるのが大学生の淳之介くんです。ティアラちゃんともとっても仲良し。淳之介くんはとっても女の子にもてるので、赤西くんの家に彼女を連れ込んで、赤西くんに怒られたりもします。赤西くんに怒られると、和也くんの部屋に逃げ込んで、美味しいものを食べさせてもらうのが定番です。聖くんと竜也くんが、淳之介くんに頼み込んで女子大生との合コンをセッティングしてもらうのですが、まったくうまくいかないの巻き、なんていうのも面白そうですね。

そして、あのらせん階段の上には、カフェがあるんですよ。そこのマスターが中丸くんです。中丸くんはラテアートが得意で、日本チャンピオンだったりします。和也くんもそこまでなら出てこられるので、そのカフェが6人が集まっておしゃべりする空間です。ほら、1人1人の部屋は、6人でくつろぐには狭すぎるからね。あと、テレビ的な画面の花として、中丸くんのカフェのアルバイトのウェイトレス役で、女子がゲスト出演してくれたら面白いよね。毎週最後に、何かしらとんでもない理由でアルバイトの女の子に辞められちゃって、不憫な中丸くん、みたいなレギュラーコーナーも面白いと思ったりして。

妄想乙!