アルバム「Break the Records -by you & for you-」

これを書き上げないと、アンテナ界隈を回れない(^_^;。おかげでごくせん情報の解禁が昨日だという情報を仕入れそびれて、ズームインを捕獲できませんでした!残念!

ラジオや某所でさらっと聞くのと、テレビ誌やラジオの宣伝で、メンバーコメントなどの情報を仕入れたうえで、歌詞カード見ながらじっくり聞くのとでは、やっぱり感想って変わってくるもんだよね〜。って事で、けっこう書いてきた気もするし、いまさら、な感がありありですが、アルバム曲の感想を。

総論としては、今までのアルバムよりおとなしいっていうか、地味な感じがするアルバムだと思います。大人っぽくなったのかもしれません。でも、私が思うKAT-TUNらしい曲、私の好きなタイプのKAT-TUNらしい曲の割合は、今までで一番多くて、お気に入りの一枚になりそうです。キプフェみたいな覚えやすいロックもいい、ノーマタとかハルカナみたいな可愛くてポップな曲もまた歌って欲しいと思う、でも、それではKAT-TUNらしくはない。わかりやすい流行にはのってなくて、ジャニーズっぽくもなくて、一度聞いただけだとなんだかピンと来なくて、でも、聞けば聞くほど良さがわかる、そして、ただ音を聞くだけじゃ絶対ダメで、KAT-TUNのパフォーマンスを見て初めて完成する、それがKAT-TUNらしい曲なんだと勝手に思ってます。このアルバムにはそんな曲が多かった気がします。

でもさあ、16曲中、シングル4曲ソロ6曲、カツンの新曲は実質6曲。これは、ぶっちゃけ、もの足りない!アルバムが出た気がしないよ。6曲なんて、ミニアルバムかよ。どうせソロなんてヲタ向け、っていうか、ライブに行くくらいには彼らのファンである人向けなんだから、初回版特典Disc2とかにすればいいのに〜。で、通常版にはシングル4曲と、新曲12曲…は厳しいかもしれないから、シングル4曲、新曲8曲、過去の未音源化曲2曲とか、そんな感じでお願いしたい。過去の未音源化曲2曲に関しては初回生産限定盤とかいう怪しげなものだけに入れる事にして3枚売りしてくれてもいい。そんなんだったら私だって2枚買いますよ。ブックレットにはどうにも購買欲をそそられないのよ〜。
 
 

1.DON'T U EVER STOP

2.SADISTIC LOVE
カツンらしい!っていうと、カツンらしさってなんでしょう?っていう話になりますが、世間的に認知されてるKAT-TUNってこういうグループだよね、という曲ですね。無駄に尖ってて、やたら壮大で激しいんだけど、ちょっと軽い(笑)。インパクトはあるんだけど、1度きいただけで覚えられるようなキャッチーなメロディが無いので、パフォーマンスがついて初めて完成するタイプの曲。ライプで盛り上がりそうです。カツンのファンである以上、もちろん私は、カツンらしい曲が大好きです!

仁亀のハモリから始まるとか素敵すぎます。聖とメンバーのラップのかけあいもカッコイイです。田口くんの「腰を突き出しな」にはやられました。大笑いです。そのイントネーションはプロデューサー指示ですか?それともそれが田口センスなんですか?いいんです、いいんです、田口くんがラップ下手なのはファーストコンサートの頃からわかってますから。懐かしのメンバー紹介ラップはKAT-TUN順だったので、よりによって田口くんに紹介される聖くん(千葉県出身17歳)っていう構図になっていたのが、双方可哀想でしたよ(笑)。

全体的に上田くんのソロパートが印象的でした。たっちゃん=ドSという先入観のせいでしょうか。あと、以前にも書きましたが、最初に聞いた時は、タイトルのインパクトが強すぎて、そんなにサディスティックじゃないじゃんガッカリ、みたいな感想でしけど、歌詞カードみたら、うん、十分サディスティックだわ〜。大丈夫!(何が?)

3.RESCUE

4.WATER DANCE
凝ったアレンジですね。音が面白い。なんだかつかみどころのない曲ですが、ずっと聞いていたいような、そんな曲。歌詞のイメージはアダムとイブだそうですが…そのまんまや(笑)

5.ONE DROP

6.WHITE WORLD (中丸雄一)
うーん、なんだろう、どこにもインパクトが無いなあ…。何度聞いても入って来ない感じの曲。可もなく、不可もない。個人的に、中丸くんの選曲のセンスは好きだったんだけどなあ、今回は、ツボじゃなかったなあ。中丸くんの作詞じゃないから歌詞にも萌えないし…。あ、でも、中丸くんの声はやっぱり好き。「Understandable」を音源化して欲しいよ。

それにしても、5月のドーム公演ありきで作ったアルバムなんじゃなかったの?どうしてわざわざ冬の曲を選んだの?不思議すぎます。

7.care (赤西 仁)
私の好きな「care」とあんまり変わってなくて嬉しいです。赤西くんの歌い方が大きく変わっていたら嫌だなあって思ってたんです。時々いるでしょう?自分の昔の曲を歌うとき、全然昔と違うように歌う人。何度も歌うと飽きちゃうのかなあ。やたらビブラートをかけてみたり、ためすぎるほどためてみたり、歌唱力アピールに走っちゃう人が多いよね。赤西くんがそういうタイプの歌手じゃなくてよかったです。歌詞やコーダーのメロディがちょっと変わったくらいは全然いいです。前のも、CDのも、両方好きだよ〜。あと、アレンジが大幅に変わっちゃったら、それも絶対嫌だったんだけど、そんなこともなくて良かった!

歌詞がね、青いっていうか若いっていうか、ストレートすぎてこっぱずかしいぜって感じで、素直に好きとは言えないけれど、好き!超好き!大好き!…結局好き、っていう曲です(笑)。赤西くん、また日本語の詩も書いてくれないかなあ。

8.1582 (亀梨和也)
この曲に関しては、さんざん好きだ、大好きだ、亀ちゃんらしい、もう最高!と、発売前に絶賛してしまいましたので、そういう事です。自担のソロを大好きだって堂々と言えるこの幸福!久しぶり!(爆)

「死んでも」だと思っていた歌詞は、「SI-でも…」だったんですね。「死んでも」よりいいですけど、意味がわかりませんミ・アミーゴ。「優しいの"や"は何なのか」かなあ、「優しい靄は何なのか」かなあ、と悩んでいた歌詞は、「優しいのやら何なのか」でした。その言葉の使い方は私の辞書にありませんでした。

それにしても、あんっとかじゅるるっとか、君も好きだねえ〜。

9.PIERROT (田中 聖)
聖ちゃんったら、まだ反抗期続いてたのね(笑)。歌詞が妙にリアルで笑っちゃいました。D-T-Sみたい。今までの聖ソロで一番、ロックらしくロックしてる曲ですね。今まではヒップホップよりのイメージが強かったから、おお!ロック!って思いました。これを歌う聖はきっとカッコイイんだろうなあ。

聖ちゃんはいい子だから、バランス考えてばっかりだけど、私は聖ちゃんの綺麗なバラードも聞いてみたいよ。待ってます。

10.花の舞う街 (上田竜也)
夢のようにピュアで素敵な曲ですね。素直で可愛らしい恋の歌で、歌詞は幸せいっぱいなのに、メロディには切ない影がある。「ロミオとジュリエット」が悲劇で終わらなかったら、が、テーマだと聞いてしまったからかもしれませんが、集中して聞くと涙が出そうになります。うわあ、泣ける!

あと、上田さんがこれを作った時、どれだけ「ロミオとジュリエット」という舞台に全身全霊をかけていたのかって事も伝わってきます。これを書いたのは、上田竜也というより、ロミオだったのかもしれないね。私、この曲、かなり好き。カラオケで歌うんだ♪

この曲は、最初に聞いた時から、なんて上田さんらしい曲なんだろう!って思いました。でも、よく考えたら、ソロコンには行っていない私は、彼のソロ曲を、ビジュアル系のロックか、ベタなバラードしか聞いたことがないんです。この曲は、そのどちらでもない。それなのに、聞けば聞くほど上田さんらしいと感じる。そんな風に個性が確立しているというのは、アーチストの最低条件で、そういう部分で彼は、KAT-TUN6人の中で、頭1つ抜け出しているのかもしれませんね。KAT-TUNの中で一番最初に、上田さんがソロコンをする事になった時は、上田さんのソロ仕事を喜びつつも、なぜ上田さん?って、ちょっと思ったのですが、今となっては納得です。6人組だと先例もないし難しいとは思うけど、キンキの剛くんや光ちゃんみたいに、ソロアルバムを出せるといいね。私はそれを聞きたいです。

11.WIND (田口淳之介)
田口くんが鼻歌で作ったという「WIND」。「靴ひもを(結んでじゃなくて)しばって」「ビビって踏み出せず」「ビシッと決めて」あたりの言葉の選択に、あ、田口くんだあって思いました。初聞の時の感想は「普通に爽やかないい曲だ」というものだったのですが、ちゃんと聞いてみたら、これ、全然普通じゃないね。過剰だ。過剰に爽やかだ(爆)。カラッと明るいメロディも、能天気…いや失礼、天真爛漫な歌詞も、すみからすみまで爽やか。「過剰に爽やか」ってなんか田口くんらしくて、ちょっと笑ってしまいました。でも、素直にいい曲だと思います。コーダーの部分とか、けっこう好きです。

アレンジにちょっと大人っぽいピアノが入ってるのが、例の小曽根さんという方のおかげなんですよね。とても効果的だと思います。励ましソングに必要な包容力というか、優しさが演出されていると思いました。田口くん、いいコネクション(笑)をお持ちですね。

「初めて作ったにしてはよくできてるな」という感想は変わりません。メロディーラインへの言葉の乗せ方が、ちょっと素人っぽいなあと思ったのですが、テレビ誌によると田口くんは、メロディと歌詞を同時に作る人だそうなので、これが田口くんの感性ではナチュラルで気持ちいいのかもしれませんね。あとはやっぱり、高音がきついなあ。自分で作るなら、自分が歌いやすいキーで作ればいいのに…と思わずにはいられません。

田口くんのソロといえば、演出が楽しみなわけですが、この曲だと、あんまり踊ってくれなそうな気がして寂しい。踊ってくれたとしても、ダンスが映える曲でもないから悲しい。田口くんは踊ってナンボの人なのに(私の中で)。間奏だけでもいいから、カッコよく踊ってね〜。あと、心配なのは衣装なんですけど、自分とお友達で作るより、プロの方にスタイリングしてもらったほうがいいと思うよ…と、コソっとここで言っておきます。だってさあ、この曲調だと、ナチュラルな、普段着っぽい衣装で出たがりそうじゃない?田口くんそういうの似合わないからさあ…心配。6人揃いの衣装を着ている時の田口くんは、他坦ながらそのカッコ良さを認めざるを得ない、リアル王子様なのにねえ。

12.君道
曲の始めの、赤西ソロ→仁亀ハモリ→亀梨ソロ、というありがちなパート割が本当に好きです。全体的にハーモニーの綺麗な曲ですね。カツンさん、実は、こういう爽やかな曲もいけますぜ。アワストとかun-に似てます。

13.春夏秋冬
綺麗で切ないメロディーで、この曲大好きです。メロディーが本当に好き。メンバーに大人気なのがよくわかります。ただ、歌詞が個人的に好みではないのが残念です。なんかベタで惜しい気がする。あと、中丸くんがこの曲が好きなのってよくわかる。なんとなく中丸ソロっぽいもん。中丸くんはきっと歌詞も気に入ってるんだろうな。いつか幸せになってね、中丸くん(><)

「I promice you したのに〜」は、赤西くんのファルセットが綺麗。こういうベタで歌謡曲っぽいJ-pop、赤西くんまたソロでやってくれないかなあ。赤西ソロは、どちらかと言えば「ha-ha」や「Love juce」みたいな曲調のほうが好みですが、美声を堪能できるという意味では「Hesitate」や「ムラサキ」がいいんだよね。

14.White X'mas (Album Version)

15.NEIRO
「怖いからかっこつけて ここで話せなかったことがある〜」。オリスタで亀ちゃんが言ってた、赤西くんの歌い方が優しくなった、っていうのが実感できる曲。本当に包み込むような優しい声で素敵です。さすが恋人にしたいアーチストNo.1。あんたに惚れない女はいないよ…って、自分他担ですけれども(笑)。そして「寂しくて揺れる夜は いつも君に会いたくなる〜」。赤西くんに合わせて亀ちゃんが薄めに歌うと、声が幼くなって可愛いらしすぎる事に気がついてキュン(><)。

そして、明らかにコンサートのエンディングに来そうですよね。すでに感動してきました(笑)。カツンコンのエンディングで今までで一番好きなのは「Crazy Love」です。あの曲大好き。アルバムからじゃなくて、忘れられがちなカップリングから選ばれたって所もいいですよね。「Precious one」は、デビューと田口&中丸の涙の思い出がくっついちゃったので別格です。

16.MOON
亀梨くんが、テレビ誌だったかオリコンだったかで、この曲が一番好きだと発言しているのを聞く前から、この曲は、私の中で亀梨曲でした。KAT-TUNがデビューしてなかったら、亀梨くんは少クラでこの曲をやらされたと思う。和っぽいアレンジだからかなあ、女性目線の歌詞だからかなあ、とにかく亀梨くんのイメージが強い曲です。妖艶で情熱的なのに、どこか冷静で挑発的。ザ・カメナシ!ちゃんとした音源で聞いてみたら、やっぱり亀ちゃんのパートが多めですね。それ正解!<なにさま!

私の脳内映像では完全に、亀梨和也 with KAT-TUN のステージになっちゃってるんで、6人で歌うときどんな演出になるのか、すごく楽しみです。この曲も大好きです。なんだか大人っぽくて、オシャレだけど、盛り上がりにかける曲が多いので、この曲があってよかったと思います。テンションが上がる感じです。これがラストという曲順はちょっとどうかと思いますけど。ボーナストラックだからしょうがないよね。

もしもアルバム宣伝のために露出できる状況だったら、アピールする曲はこれだったんじゃないでしょうか?少クラプレミアムでやって欲しかったなあ。