やらっちのzakzak

これから、カツンコンのレポを漁ってニヤニヤする予定です。その前に。

zakzak」にのったやらっちのインタビューが、とてもカッコよくて、ちょっとだけ切なかったので、それを書いておきます。

http://www.zakzak.co.jp/people/news/20100426/peo1004261345000-n2.htm

私がカツンを好きになってジュニアに興味を持った時、すでにジュニア黄金期はピークをすぎていました。嵐がデビューし、ユウキくんが引退し、山下くんに猛プッシュがかかり、風間くんや斗真くんがジュニア番組を仕切るようになり、カツンを始めとする次世代の新ユニットが続々とできて、あとは滝沢&翼のデビューを待つばかりという状態でした。

だから、私は、ジュニア黄金期にとても人気があったという屋良くんを、リアルタイムでは見ていません。MAの末っ子としてユウキくんの次に人気だったという、可愛い可愛い屋良くんの事は、過去映像でしか知りません。

私が初めて認識したMAは、そして屋良くんは、すでに次期デビューを狙って競い合っているジュニアの中心メンバーではなく、少クラにゲストとして来るようなベテランユニットであり、実力はあるけれどもう、ファンからはデビューの可能性はほとんど無いと思われており、それでも舞台の仕事と先輩バックを頑張っている人たち、という存在でした。

あれから、ほぼ10年がたちました。屋良くんは、ジャニーズに入って15年なんだそうです。この記事の屋良くんの最後の言葉は、「焦る時期なのかもしれません、本当は。家族は何も言いませんが、『デビューしてほしい。今年こそは』と思っているだろうし、ぼくもそうなってやろうと思っています」でした。

屋良くんが、まだデビューを諦めていないというのは、驚きでした。あの事務所の事だから、何があってもおかしくないけど、さすがにMAのメンバーは、デビューではなく別の目標に気持をきりかえて、芸能活動を続けているのだと、勝手に思っていました。私は屋良くんってすっごい才能があるし性格も良くて好き!って思ってたけど、彼のデビューを願った事はありませんでした。屋良くんは未来のサンチェさんだと勝手に思っていて、未来のジャニーさんこと滝沢くんの右腕として、ジャニーズ事務所の将来を担う1人になるんだろうと思っていました。

だって、ジュニア歴15年。初期にはジュニアファンの間で人気者だったかもしれないけれど、その後のメインのお仕事はキンキや光一さんのバックで、たまに舞台の仕事がある程度。私は3、4年前に、キンキからMAに下りたという町田担の生徒を受け持った事があるのですが、MAを愛する彼女でさえ、キンキのバックにいるMAが好き!キンキに可愛がられているMAが好き!光一さんを好きな町田くんが好き!というテンションであって、MAのデビューなどまったく考えていませんでした。デビューしていないからこそ、近くで会えるんだから嬉しいと、チケットもないのに帝劇に通っていましたよ(出待ちね。)

10年の間に、後輩である嵐がデビューし、同期の滝翼がデビューし、ずっと後輩のにゅーすがデビューし、エイトがデビューし、カツンがデビューし、ジャンプがデビューし、斗真がブレイクし…

それでもまだ、今も、屋良くんはデビューを目標にしている。これ…本当なのかなあ?冗談っぽく言った言葉を、記事にされてしまっただけかなあ。ジュニアであるという事は、ダンサーとしてはもちろん、舞台役者としても、振り付け師としても有能な人材として認められて、途切れなく仕事の入る、15年選手のアラサーであっても、なおアイドルとしてのデビューを目指さなければならないと義務付けられた存在なのでしょうか。諦めて別の道を模索する事は、許されないのでしょうか。斗真はやっぱり例外中の例外なのかなあ。

そんなの、なんだか、切ない。

本当に、屋良くんがまだデビューを目指しているんだとしたら、そりゃあキスマイ弟組やハッシーは年齢的に当然としても、年長組のエビさんも、マドさんも、ベテランやバドボも、風間くんもハセジュンも、あの辺の世代はみんな、アイドルとしてデビューすることをまだ目指しているのかもしれないなあ。なんか、みんな、強いね。

まあ、次のデビューGがまたしても元ユニを壊すピックアップ式で作られるとしたら、V6坂本くん的なリーダー格として、屋良くんがデビューする可能性だって0ではないよね。ジャニーズにおいては、なんだって0ではない。
 
なんだか、屋良くん切ないばかりのエントリーになってしまいましたが、元の記事では、屋良くんの前向きで真面目でかっこいいところが満載なので、ぜひそちらを見て下さいね。