ファンにあるまじきウジウジ日記。

すぐ下の記事に、お星様たくさんありがとうございました。きっと怒られるだろうと思いながら書きましたので、あんなしょうもない愚痴を、温かく受け止めてくださる方がいて、嬉しかったです。心情的にはあの時とまったく変わりなく、私はウジウジしているので(笑)、お気を付け下さい。

最近、久しぶりに、古くからの仁担の友人(元生徒)と、会う機会がありました。ネットを介さずに、直に仁担さんと話すのは本当に久々で、私と彼女との今のカツンに関する感じ方の違いに、すっかり驚いてしまいました。彼女とはこれまで、10もの年の差をものともせず、同じカツンファン・赤西ファンとして、いつ会っても盛り上がって話が尽きない間柄だったのに。冬の冷たい風が吹く交差点でも、炎天下の駅前でも、もっともっと話していたくて別れがたかったのに。今回は、私が、あまりのテンションの差に、途中で疲れてしまいました…。こんな風に、私個人の周りでも、1と5に分かれたカツンというものが定着していく。寂しくてたまりません。

赤西担の彼女の目から見たカツンの現状は、赤西くん1人を悪者にしたてて、カツンは赤西くんを切り捨てた!赤西くんは誤解されやすい言動をとる事もあったけど、別に不祥事を起こしたわけじゃないのに!一生懸命仕事してたのに!他のグループは、ソロ活動しなきゃいけないからって、脱退しろなんて言われないのに、どうして、赤西くんだけ追い出されるの?ジャニーさんもひどいよ!退路を断つ必要なんてないじゃん!それに、画像も音声もいくらでもネットで送れる時代に、ドル誌の掲載すら中止されるなんて、事務所も、赤西くんがアメリカで失敗した時のために、あらかじめ赤西くんと距離を置いたとしか思えない。ああ、赤西くんにはファンとマイファミしか味方がいないんだわ。だから私は全力で赤西くんを応援する!アメリカにだって行く!!!

…と、まあ、こんな感じで熱かったです(^_^;)。私としても、ソロ活動をするために、グループを脱退しなきゃいけない理由についてはさっぱりわからないので、そこは共感できました。たしかに、わからない事だらけですもの。

でも、私が、あの場で彼女に直接言葉で伝える事はできなかったけど、肌で感じている事は、彼女が感じている事とは正反対で。どちらかというと、カツンとカツンファンが、赤西くんに捨てられたように感じているんだよね。そんなセリフを赤西くんが言った事はないはずだし、カツンメンバーもそんな風に見られるのは不本意だろうけど、私はどうしても、そう感じてしまう。

ジャニーさんコメントの2回目の時は、確かに、ん?って思いました。今回の赤西くんのソロのアメリカでのお仕事って、3年前の留学と同じ扱いなの?って。でも、同じように、「他のメンバーも許さないだろう」みたいなコメントにも、ん?って思ったんです。カツンはメンバーのソロ活動を許さないようなグループだろうか?って。そんな馬鹿な!って。2度にわたるジャニーさんコメントは、赤西くんのファンにとっても、他の5人のファンにとっても、納得できない、信じられない、意味がわからない、という感じで、混乱以外の何ももたらさなかったようですね。ジャニーさんは、本来なら発表するタイミングではない時に、まだ、つじつま合わせの後付けストーリーが事務所内で固まる前に、ポロリしてしまったんじゃないかなあという気がします。おかげで、大迷惑です。赤西くんが悪者になったというより、6人全員のファンが傷つく発言だったと思います。

あと、「赤西くんに誤解されるような言動が多いから、カツンが赤西くんを切り捨てた」。これは、ない!ありえないと思う!何の根拠もないけど、長年カツンを見てきた自分の目を信じて言い切る。ありえない!そんな理由で上層部が赤西くんをカツンからはずすなら、もう何年も前に外されていたはずだし、聖くんも、下手したら亀梨くんだって、外されてたんじゃないの(笑)?

それに、メンバーは赤西くんの事が大好きだったよ!これも根拠はないけど、見てればわかるんだもの。それは友達としてと言うのとはちょっと違うかもしれないし、子供の頃から付き合ってたから単なる仕事仲間というのとも、ちょっと違うんだと思うし、だから私には永遠にわからないであろう感情なので、「好き」という単純な言葉でしか言い表せないけれど。5人が今になって、今さら赤西くんが嫌で、嫌だから赤西くんを切り捨てるなんて、ありえない。それに5人は、誰よりも近くで赤西くんの才能を知っていたはずだし、誰よりも赤西くんがカツンに必要な存在である事を知っていたはずだ。赤西くんが留学を終えて復帰する事になった時の、5人の本当に嬉しそうな、晴々とした顔を覚えている。彼らが赤西くんを切り捨てるはずがない。

だからって、私は別に、冷静に考えれば、赤西くんがカツンを切り捨てた、とも思っていないんだけどね。赤西くんも他の先輩たちと同じように、カツンの活動にはメンバーとして参加しながら、ソロ活動も充実させていくつもりだったんだろうと思う。本人の自分の音楽性重視の活動をしたいという希望は明らかだったから、将来的には、ソロ活動の比重がどんどん重くなって行っただろうけど、少なくともこんなに早くドタバタと、カツンを抜ける気はなかったと思う。色んな事情が重なった結果、今があるのでしょう。

もうここら辺は、どっちがどうとか、誰がどうとか、考えれば考えるほどわからないから。わからない事ばっかりだから。

私は、自分はこの「大切な事がわからない」モヤモヤを抱えたままで、カツンを楽しく応援し続ける事ができるだろうか?と考えているところです。

赤西坦の彼女のように、私は彼の味方!私が彼を支える!お金を落とす!アメリカに行く!というような、ジュニア担のようなエネルギーやパッションは、今の私の中のどこを探しても、亀梨くんに対しても、赤西くんに対しても、カツンに対しても、どこからも出てきません…。

正直、私の感触としては、今回の騒動で事務所が守ったのは、カツンではなく赤西くんだという気がしています。一時的に今、日本のファンの前での赤西くんの露出は減っていますが、それが、ソロアーチスト赤西仁として世界的に活躍するための第一歩として、最善と思われる行動だったからそうしているのでしょう。正直、事務所が期待をかけて守ろうとしているのは、カツンじゃなくて赤西くんだと思う。赤西くんには赤西くんにしかできない仕事がある。でも、客観的に言って、今のカツンより人気があったり、将来性があったりするグループは他にもいるし、あの事務所ならいつでも新しく作れる。事務所の意向はわかりやすいです。

だから、確かに「赤西くんのわがまま」という表現は不適切だと思うし、そう言われる事に腹を立てていた赤西担Wちゃんの気持ちはよくわかるのだけれど、それでも、赤西くんはずっとやりたかった事ができるんじゃん!そしてそのやりたい事にはバックに事務所がついてるじゃん!恵まれてるよ!と、声を大にして言いたい。それに、赤西くんには、将来の幹部間違い無しのタッキーと、同世代出世頭のやまぴーがついてるんだもんなあ(^_^;)。なんだかんだ言って、大丈夫なんでしょうよ…。

だから、カツンファンの私としては、私はカツンの味方!私がカツンを支えるの!彼らが不遇であればあるほど、事務所が彼らに試練を課せば課すほど燃える!どこまでもついていくわ!というように思えたら、正しいファンのあり方だと思うのですが…。その気力が、どうしても、わかないんだよなあ。なんでだあ?

聖くんの熱いマニュに感動して、聖くん本当にありがとうって思って、目頭を熱くしながらも、うん!わかった!どこまでもいつまでもカツンに付いて行くよ!って、今日の私は応えられない。

結成から今まで、私が飽きることなく好きでい続ける事のできたカツンは、ジェットコースターのようなグループでした。デビュー組よりチケットが取りづらいと言われていたジュニア時代のコンサート。写真集も、DVDも大ヒット!大きな仕事を成功させるたびに、すわデビューか?と色めき立っては、やっぱ違った〜をくり返したジュニア時代。田口くんの半年の休業も、カツン解散の可能性を考えては不安でした。ごくせんで大ブレイク!今度こそ!と、思ったら、そのブレイクがもたらしたのは赤西くんの絶不調と、修二と彰の大ヒット。カツンって事務所に嫌われてるの???と思っていたら、やっときたデビュー。たくさんテレビに出て有名になって、これからが楽しいはず!と思ったら、すぐに赤西くんの活動休止。マスコミの大袈裟なバッシング。そんな中、冠番組が始まり、ツアーも評判が良くて、5人が動き出したぞ〜、よし、応援するぞ〜と思ったら、赤西くんの復帰でまたバタバタ。それを喜んでいられたのも1年くらいで、その後は赤西くんの一挙手一投足にハラハラする日々。ハラハラドキドキ。落ちたり上がったり。本当にジェットコースター。

ジェットコースターは楽しいよね。楽しいだけじゃなくて、恐かったり、不安だったり、泣きたくなったりする時もあるけど、それは究極の非日常の中でだから、思いっきり叫んで、思いっきりわめいて、ストレス解消になってしまう。だから、人はわざわざお金を出して、ジェットコースターに乗りに行く。ジェットコースターに、恐い恐いと言いながらも、自分から乗る人にとって、あれはエンターテイメント。私が好きになったカツンはそんなジェットコースターだった。

たぶん、赤西くんはこれからも、魅力的なジェットコースターであり続けるのではないかと思う。

でも、これからのカツンはどうだろう?赤西くんの脱退によって、今までのようにハラハラさせられる事はなくなるだろう。安心して応援できる、信用できるアイドルになるだろう。でも、私は、カツンを見るたびに、もう赤西くんがいないという事を考えずにはいられないと思うのだ。そして、寂しい、悲しい、裏切られた、そんな辛い感情を思い出す。カツンがものすごいパフォーマンスをしてくれて、そんなネガティブな感情は、ほんの一瞬よぎるだけになる日が、いつか来るかもしれない。でも、完全に消える日がくるんだろうか?来るとしてどれくらいかかるんだろうか?9年間、6人を応援してきた。5人に違和感を覚えなくなるまでに、私は何年もかかるんじゃないだろうか。何年かかっても、忘れられないかもしれない。

これからのカツンは、ジェットコースターではなく、満員電車なのかもしれない。日常生活の中に潜む、慢性的なストレス。彼らのパフォーマンスを見ても、1人足りない、と言う事が、一瞬でも私の脳裏をよぎる限り、それは完全な「非日常」にはなりえない。愛しさと切なさと心強さはアイドルの必須要素だが、寂しさと悲しさと裏切られた感は無用なのだ。事務所の偉い人は、赤西くんをカツンから引き離すことで、カツンからも赤西くんからも「寂しさと悲しさと裏切られた感」を払拭しようとしたのかもしれないが、それは間違いだ。たとえ多少素行が悪くても、仕事をやる気がないように見えても、アイドルグループが活動を続ける以上、メンバーの脱退以上にファンを「寂しさと悲しさと裏切られた感」の海に叩き落とす行為は無いと思う。

どうやら、カツンから赤西くんの色を消そうという事務所の演出には、怒っている人や悲しんでいる人が多いようだが、長い目で見れば、それは正解なんだと思う。私の記憶から6人のカツンを消し去る事は出来ないが、赤西くんの影をちらつかせたままでは、カツンは完全に駄目になる。私が感じているような、赤西くんに捨てられた都合のいい女たちのような存在に、本当になってしまう。

売れる前からEXILEが好きな友達に、清木場さんをどう思いますか、と、聞いた事がある。今は本体のEXILEが売れているからいいと言っていた。SHUNのほうがEXILEより売れるのは許せないと。元SMAP担の友達は言っていた。森くんは芸能界自体からいなくなったから、その後のSMAPの大ブレイクに影を落とさなかったのだと。元光GENJI担の先輩は言った。元自担は最後まで光GENJIに残ったメンバーだったけれど、今思えば、最初にメンバーが脱退した時点で光GENJIは終わっていたと。

一番言いたい事は言葉にならないけれど、要するに、そういう事なのだ。