Real Face

亀梨くんとスガシカオさんの少クラプレミアムが、期待していた以上にトークが興味深く、2人のコラボも完成度が高く、とても満足しました。なんか、久々の満足感でした。やっぱり、アイドルやってる亀梨くんが好きだなあ、と、思いました。

そして、今日のプレミアムで、リアフェを、初めて名曲だと思いました。今まで何度もリアフェを「見て」きましたが、「聞いた」のは、初めてだったかもしれません。ipodから流れる音だけを聞いている時でも、カツンのパフォーマンスを脳内再生していましたから、私はやはり「見て」いたんです。リアフェを「見て」、かっこいい!素晴らしい!カツン最高!そして最強!と、思った事は何度もありましたが、リアフェを「聞いて」、そう思ったのは今日が初めてでした。

正直、今までの私は、あの曲をカツンの「イメージソング」としてしか評価しておらず、雰囲気作り「のみ」を重視して作られた、映画やドラマのBGMのようなものだと思っていました。カツンのデビューの雰囲気作りをする、単なるBGM。だから、リアフェを、楽曲としては、全くと言っていいほど、評価していませんでした。カツン=素行が悪く仲も悪い、というイメージをさらに浸透させるような楽曲でのデビューというのも、嬉しくなかったし。デビュー自体が死ぬほど嬉しいからもうどんな曲でもそんな曲でもいいよ…というのが、リアフェの感想でした。ごめんなさい。

それに私はカツンのダンスが好きだったので、ダンスチューンでデビューして欲しかったのに…と、当時は思っていました。ネバアゲでデビューして欲しい、と、思ってた時期が長かったからかなあ。リアフェでのデビューには、踊らないカツンなんて!!!と、ちょっと不満でした。

でも、あれから5年がたち、カツンのデビューにまつわる私の雑念がすべて過去の思い出になって、ラップもボイパも舌打ちも腰振りもない、シンプルな演出で初めて「聞いた」今日、リアフェを本当に素晴らしい、実に名曲だと思いました。私は「Real Face」という曲が好き、と、心の底から思いました。

スガシカオさんが歌詞に込めた思いを、今日聞く事ができたからかもしれません。ただ美しく、輝かしいだけではない「若さ」、分不相応に誇り高く、傷つきやすく、それゆえに攻撃的で、痛々しい「若さ」というもの、けしてかっこよくはないそれを、それでもかっこいい楽曲として昇華させるなんて、難しい作業だったと思います。もちろん、メロディもかっこよくて、間奏のギターの松本節にしびれます。

カツンのデビュー曲は名曲です。

カツン、5周年の記念日に、そう思えて良かったです。