秋ドラマ 感想

妖怪人間ベム

想像していた以上に、切なくて、悲しいドラマでした。ああ、こういうドラマを待っていたんだよ!これは、亀梨くんのはまり役だなあ。よっしゃあ!

「ごくせん」「野ブタ」で、影を背負った若者のイメージがついてしまったからか、その後の亀梨くんには、それとは逆の、不自然にテンション高めで、底の浅い、無理のあるキャラクターが割り当てられてきたような気がします。でもさあ、結局、亀梨くんには影が似合ってしまうんだからさ、無理しないほうがいいんだよ、うん(笑)。それにしても、理不尽のすべてを引き受けて背負って走っていくのがカズヤだと、ジャニーさんは何年も前に見抜いていたんだから、さすがですよねえ。

私の個人的な感想としては、期待以上にすばらしかった、としか言いようがありません。一応ね、私、亀担なんで、ドラマの客観的で冷静な感想なんて、書けないよ!でも、本当に素晴らしいドラマだったと思うんだよ!自担のドラマをそう思えるなんて、本当に今、久々に幸せだ!

…っていうか、この2年の間に、亀梨くんに何が起こったの?野球仕事ってそんなにも、イメージアップにつながってるの?TL上でも、ブログ検索でも、噂によれば某所でも、亀梨くんの評判が良いなんて…恐ろしすぎる。天変地異の前触れじゃないの?(笑)
 
南極物語

お金がかかった作りで、まるで映画みたい。視聴率も高かったようですし、真面目で好感度の高そうなドラマなので、評判も良い事でしょうねえ。(キムタク叩きを長年の習慣にしている人達が、彼がドラマをやるたびに叩くのと同じセリフで、また彼を叩くであろうけれど、それ以外は(^_^;)

それに、時代背景がとても興味深いので、それだけでも、私にとっては見る価値あり、です。見続ける事は決定!ただ、今後、回を重ねるに従って、もう少し、個々の登場人物の背景や心情を深めて、人間ドラマを描いて欲しいなあと、期待します。初回みたいな感じでずっといってしまうと、ドラマチックな史実と映像のインパクトが強い分、脚本の軽さが鼻についてしまうかも。
 
△ 謎解きはディナーの後で

うーん…。まあ、内容はイマイチだよね(^_^;)。私は原作を読んでしまったから、謎解きの結末がわかってしまっていて、だから、その部分で楽しめなくて、それが一番の敗因だったんだろうなあ。しまった。でも、原作を読んでいなかったとしても、あそこまで謎解きが雑だと、ドラマとして高評価はできないよねえ。

っていうか、正直、原作のほうもね。私は、世間で騒がれているほど、素晴らしいとは思えなかったんだよねー。あれは多分、現代日本人のほとんどがそうであるような「めったに小説を読まない人」が、最後まで楽しめる軽さと分かりやすさっていう点で、素晴らしかった本なんだと思う。だから、多くの人に愛されて、すっごく売れてるんだろうけど、それだけで、別に内容のどこかが飛びぬけて素晴らしい小説、というわけではないんじゃないかなあと、私は思っている。

あと、翔ちゃんのはまり役って、ああいうのじゃない気がする。いい加減に、櫻井翔=高学歴で知的、という先入観を捨てて、彼の魅力を生かせる役を探ってみて欲しい。嵐ファンの視聴をあてにするなら、ファンサービスをして欲しい。ギャップ萌え、大事です!

あと、ガチバカに続き、演出での冒険が、私の好みではありませんでした。北川景子の衣装は、目の保養でしたが、それだけのために見続けられるドラマではない…かも。ごめんなさい、翔ちゃん(>_<)