妖怪人間ベム Ep2

妖怪人間ベム」1 の、長い長い感想を書きあげたのに、手違いで消えてしまいました。久々の大作、超力作だったのになあ(>_<)。何時間も、何日もかけて書いたのに〜。印象的だったセリフを全部書き起こしたりしたから本当に時間かかったのに〜(>_<)

さあ、気を取り直して。第2話も、いいお話でしたね!

□ ベラ姉さんにまいった!

さびしい女子高生も、プライドの傷ついたコンビニ店員も、ステレオタイプな病んだ現代人でしたが、対するのが妖怪って事でまったくステレオタイプではないキャラクターなので、バランスがとれているなあと思いました。今回は、カニと脱皮のくだりも秀逸で、脚本家さんが上手いなあ、腕があるなあ、スタッフに恵まれたドラマだなあと、嬉しくなりました。

そしてベラ姐さんが本当にいい!私はアニメ原作を知らないので、アニメに似ているからって別に高評価をする理由もないのですが、そういうの全部抜きにして、単純に、杏ちゃん演じるベム姐さんのファンになりました!大好き!今回はかなりベラメインの回でしたが、もう1回くらいベラメインの回があって欲しい!その時は、ぜひ、うっかり人間に恋してしまったベラの哀しみ的な内容がいいです!!!楽しみにしてます!!!

第1話ではクールな外見に反して、中身はツンデレの可愛い女の子という感じで、そのギャップにやられて、ベラ様萌え〜と思っていたのですが、第2話のベラ姐さんは、女の子というより、母性、という感じでした。おせっかいだと拒否されても、放っておけない、何かしてあげたい、そんな愛情。ベラは、とても情が深い女性なのね。ちょっと古風だけど、いい女、ね。現実にいたらうざいだろうけど(笑)、あの世界の中ではベムの隣にベラ姐さんがいてくれて嬉しいわ〜。

ベラは、いいなと思った小春ちゃんや、ベロに対してはもちろんですが、ベムに対しても、ちゃんと愛情があるんだよね。それが、第1話の時よりひしひしと伝わってきて、ベム梨担としてはベラがさらに好きになりました。ベムとベラの関係性に、ベロの疑似母と疑似父という関係だけではない直接の絆が感じられて、良かったです。

今後ますます、妖怪3人のシーンに萌えてしまいそうです。

私はどうやら、妖怪たちのお家で、ベムとベラ2人が語らうシーンがものすごく好きみたいです。第1話も、第2話も、そこばっかりリピってる。ベムがハットを脱いでいるから亀梨くんのお顔がよく見えて嬉しいなあ(^-^)っていうのが、一番の理由ではあるんですけどねー。青い光に照らされて、美麗このうえないんですもん。今週も、最初のシーンのベムのビジュアルだけで満腹って感じでしたもん。ベラもマントを脱いでいると、うろこの浮いたむき出しの腕が耽美だし。

□ 「これが、お前のなりたかった人間か。」

人間の一人として、グサッ…グサグサグサッ(笑)

怒りや悲しみで感情が爆発して変身を抑えられない時と、人間を助けるためにわざと変身する時があるのね。妖怪人間のスペック、なかなか複雑ですなあ。

「妖怪」「化け物」「人間」という言葉の定義が、はっきりしているような、していないような、その辺が気になります。たぶん原作を見た事がある人は、それなりにはっきりした定義を知っているんだろうけど…。「妖怪」っていうのは、人間より下等な生き物っていう設定なのよね?だからベムは人間になりたいのよね?身体能力的には人間より優れているし、怪我も早く治るし、永遠の命を持っていても、人間より下等なのね…それは、外見が醜いから?っていう設定なのかなあ?それとも単に、人間VS妖怪の多数決の問題で、彼らは人間に交じって生きられない哀しみゆえに、人間になりたいのかなあ?

いや、違うか。ベムは「困っている人を見捨てたら、俺たちはただの妖怪になってしまう。」と言うのだから、人間は道徳的に優れており、妖怪はそうではない、という論理が前提としてあるわけだよね。その割にベムたちの前で人間が晒すのは人間の汚くて醜い部分ばっかりで、ベムたちのほうがよっぽど綺麗な心の持ち主で、それでもベムは人間になりたい…のか?なんだかどんどん切ないよなあ。

そもそも、温かいご飯を食べたり、お布団で寝たりできない、というのは、妖怪だからなの?それとも単に、ベムとベラが放浪生活続きで就職できないから、お金がなくてあんな生活をしてるの?まさかこのドラマに込められたメッセージってホームレス問題なの?もう、ベムったら!働きなよっ!せっかく怪力なんだから、日雇いの肉体労働で稼げ!!!<冗談です m(_ _)m

ベロは、妖怪であるがゆえに大人になれない、という大問題があるので、人間になりたい理由がわかりやすいですよね。子供でも理解できるし、シンプルに共感できるよなあ。やっぱり、脚本家さん、上手い!

あと、ベムが人間になりたい理由はちょっとわかりにくいんだけど、ベムが変身して人間を助けるのって、基本的に夏目さんのためなんですねー。家に呼んでもらって、手料理食べさせてもらって、傘さしかけてもらって、本当に嬉しかったんだろうなあ。お客さんになるだなんて、産まれて初めての経験だったのかもしれないね。