息もできない夏 #1

TLに、「戸籍がない理由が、300日問題で、お母さんのせいだとわかっちゃったから、もう見る気がしない。」というような感想が流れてきて、え?!それは違うんじゃ?!と、思ってしまいました。

最近、刑事ものがはやりで、軽めのミステリーがはやりで、連ドラ枠は謎解きばかりになってしまっているけれど、連ドラの楽しみ方って、謎解きがメインではなかったはず。過去に起こってしまったことの、真相や、理由をはっきりさせる事が、ドラマというものの楽しみ方の、王道ではなかったはず。次はどうなるの?これからどうなるの?と、進んでいく物語を追うことが楽しみで、視聴者は連ドラを見ていたはず。

そういう意味では、このドラマは直球で、正統派の連ドラだったと思います。私は最近、深夜帯の実験的な作品と、ミステリーばかり見ていたので、新鮮に感じました。この先どうなるのか?という部分が、ほとんど予想できなくて、続きが気になるドラマでした。来週も楽しみに見ようと思います。

で。これはラブストーリーであるという紹介を見たんですが…武井咲江口洋介が恋愛するの?まじ?年の差をどうのこうの言う時代じゃないとは思うけど、さすがにビジュアル的に無理がある気がします。恋愛がらみに走りすぎず、地味でもいいから、社会派の人間ドラマに仕上げて欲しいものです。

武井咲は美しいです。ただ、健康的すぎて、薄幸感がまったく出てません。この役にあっているのかどうか微妙です。まあ、薄幸な少女を描きたいのではなく、普通の少女が不運な運命を背負っている様子を描きたいのでしょうから、それなら武井咲でよかったのかなあ。でも、演技力は、それでいい、とは言えない感じ。自分の人生をかけて母親と対決しているシーンだというのに、迫力がなさすぎて違和感があるほどでした。もうちょっと必死な感じが伝わる演技をしてほしかったです。