一日たったし、書いておくかあ。

聖くんがジャニーズを解雇され、カツンを脱退した事は、驚いてるし、悲しいし、とても残念です。

でも私は、赤西くんの時ほど、傷ついていない気がします。

お仕事をしている時の、ファンに見せている範囲での聖くんは、カツンを大事にしてくれました。ファンを大事にしてくれました。プロのエンターテイナーのお仕事を、きっちり見せてくれました。

ライブでは、最高にかっこいいカツンをファンに届けようと、ラップも歌もダンスもMCも、全力で頑張ってくれました。自分のコーナーや自分のパートだけでなく、他のメンバーの引き立て役になるような場面でも、きちんと自分の役割を果たしてくれました。演技のお仕事でも、素晴らしい作品を届けてくれました。アイドル誌やテレビ誌の取材でもサービス精神旺盛で、私たちを楽しませてくれました。

そんな聖くんだから、今まで本当にありがとう、さようなら、新しいステージでも輝いてね、と、素直に言える気がします。

何度も警告されて、メンバーとも話し合って、それでも、聖は、ルール違反をやめるとは言わなかった。つまりそれは、自分のやりたい事のほうを、カツンよりも優先させると、聖自身が決断したという事であり、聖は自らの意志でカツンを出ていったという事です。そういう意味では、赤西くんとなんら変わらない。事務所は酷いとか、聖が可哀相とかいう意見は、的外れすぎると思う。

あんなにカツンを愛している、大事にする、俺はやめないと、言い続けていた聖だから、裏切られた気持ちが強い、赤西くんの時よりも傷ついた、というファンの方も、きっと多いのでしょうね。

でも、私は、違うみたいです。

聖くんはそう言い続ける事で、アイドルでいる間は、アイドルとしてのプロのお仕事を、まっとうしてくれたのです。ファンに夢を見せてくれた。夢が覚めてしまえば、それは確かに嘘であり、裏切りですが、アイドルってそういうものでしょう?私は、それに対して、ありがとうとしか思いません。

聖くんが、カツンを愛していたのは本当だと思う。ただ、もっと大事なものがあって、そっちを選んだだけでしょう。寂しいけれど、しかたない事です。

赤西くんは結局、芸能活動も、ジャニーズ事務所も、アイドルである事も嫌だったわけじゃなく、ただカツンが嫌だったらしい。カツンのファンである私は、カツンのメンバーだった赤西くんが、カツンを愛さず、カツンのファンを大事にしなかった事に、傷つけられました。脱退した事より、カツンであった間に酷い態度で仕事をし続け、メンバーとファンを侮辱し続けた事に、腹が立ちました。だから、ソロアーチスト赤西仁がけっこう好きである今も、カツンだった頃の赤西くんの事は許せない。きっと一生許さない。

私は、ソロアーチスト田中聖を好きになる事はないだろうなあ。でも、聖くんに腹は立ててない。傷つけられてもいない。裏切られたとも、あんまり思わない。

さようなら、聖。今までいい夢を見せてくれて、本当にありがとう。