晴れ時々情緒不安定。

「僕たちは、十何年前に、KAT-TUNというグループを結成した時の気持ちを、メンバーも大事に思っているところなので。」

「僕ら自身としてはその当時と一緒の気持ちで、とにかくこのグループで、大きくなっていくんだっていう想いの中、今後も、やらせていただきたいと思います。」

亀梨くんの、このコメントの重さを、考えていました。

後から語ってくれた所によると、NEWSが4人になった時、メンバーの気持ちにはずれがあったらしいんですよね。4人ですぐにでも活動を始めたい人もいたけど、6人時代を超えられないなら嫌だとためらう人もいた。十分に時間をかけて4人の意志を統一して、真の意味で結束できてから、NEWSは活動を再開した。その後のNEWSの快進撃は、皆さまご存じの通り。

カツンさんたちには、NEWSさんたちのような考える時間や、選択の余地は、あったかしら?きっと無かったよね。カウントダウンライブも、新曲のリリースも、聖くんの脱退前に決まっていたもので、4人でやらなければならないものが、もうすぐ目の前にあったんでしょうね。亀梨くんも、中丸くんも、「もうやるしかない」って言ってらっしゃいましたもんね(汗)

それでも色々と、思うところはあったでしょうね。

今のこの状況で亀梨くんが、カツンというグループで大きくなっていくんだって思い続けているのって、大変なことだなあと思うのです。もちろん他の3人のメンバーも同じですが。

ただのファンにすぎない私にも、カツンは解散した方がいいんじゃない?とか、亀梨くんは脱退した方がいいんじゃない?とか言う人がいました。ネット上でも一般の人のそういう声を見かけました。きっと、亀梨くんご本人も、周囲の人にそう言われた事があるでしょうね。赤西くんも山下くんも脱退したんだし、亀梨くんは一人の仕事の方が多いんだし、カツンはイメージ悪いし落ち目だし、脱退した方が亀梨くんにとっていいんじゃない?って。

それでも亀梨くんと、田口くんと上田くんと中丸くんが、カツンで居続けてくれるのは、なぜか。もちろん、事務所の方針だからとか、人気も実力もソロでやっていくには足りないからとか、そういう身も蓋もない理由があるのでしょうけれど。そんな後ろ向きの理由だけじゃないよね。ファンのためだけでもないでしょう。

手越くんは、今までのどの時代のNEWSも、4人で超えられる、やるからには超えてやるって言ったんだよね。(ニュアンスです。)

亀梨くんもわざわざ、グループを結成した時と同じ気持ちだと、このグループで大きくなっていくんだと、言葉にしてくれました。

彼らがまだ、グループというものを信じている事が、とても有難く、愛おしい。一人の人間には無い、グループというものが持つ無限の可能性を信じている。三十路を迎えるアイドルグループが、ある意味では、さらに大きくなれると信じている。グループが作り出せるものを、グループについてくるファンを、そしてメンバーを信じている。

グループを結成した時の気持ちは、赤西くんに2回も裏切られ、聖くんにも結果的には裏切られた形になって、そのたびに大変な思いをして。それでも、今のメンバーを信じて、このメンバーと一緒にやっていくんだってモチベーションをたてなおして、グループのために頑張ろうって、思えるのってすごい。グループを組むという事の、連帯責任の、重さや辛さや理不尽さを、嫌というほど知っている4人が、もう一度お互いを信じようと思えている事がすごい。
 
その覚悟は、とても難しく、とても尊いものであるような気がします。私がこれからの4人を応援しようと決めた理由は、そこです。

だからね、4人の活動を見たときに、その部分でのメンバーの迷いを感じてしまったら、ファンをやめるかもしれないわ(笑。でも、それ以外の理由では、ファンをやめるつもりはありません。聖くんの抜けた穴はあまりにも大きいから、最初は物足りないと感じるかもしれないけど、それでもしばらくは長い目で見守る事に決めました。
 
赤西くんが脱退した時はねえ、もっと厳しい目でカツンを見てたなあ。その時点で一度、カツンは終わったと思ったというか、自分はカツンのファンを辞めたつもりだった。当時の私は、メンバーチェンジを一度もしないままジュニア時代をすごし、そのままデビューできたグループという奇跡に、こだわりがあったんだよね。カツンの「そこ」を愛してたの。だから、脱退者が出た時点で、私にとってのカツンは終わったと思ったなあ。で、今後のカツンを応援するかどうかは、5人のカツンを見てから決めようって、思ったんだよね。ちょっとでも物足りないと思ったらヲタ卒だなって思ってた。

まあね。そうしたらね。5人のカツンにやっぱりどっぷりはまってしまったわけですが。正直、6人時代より、5人のカツンのほうが好きだと思ってしまったくらいだったので、一気に幸せになれましたよね。だから、ソロアーチスト赤西仁のことも、嫌いにはならずにすみましたしね。

ほんっと、私にとっては2010から2012のカツンが、史上最高のカツンです。簡単に越えられちゃ困るわ(笑)

だから私は、これからのカツンを、孫のように甘やかして見守る予定です。そうね、2年くらいはね。