「LIVE MONSTER」「少年倶楽部プレミアム」
「LIVE MONSTER」と「少年倶楽部プレミアム」のKAT-TUNのステージを見ました。
あれ?完成度、高くない?
正直、びっくりしました。4人のカツンのステージスタイルが、すでに出来上がっているように見えてしまったから。もちろん、これは3度目のデビュー、新生KAT-TUNのスタートラインにすぎず、彼らはこれからまだまだ進化し成長し続けると信じていますが、それにしても。
洋楽寄りのカツンらしい楽曲にぴったりあった、クールでスタイリッシュな大人のパフォーマンス。ギラギラも、ギリギリも、もう剥き出しにして放り投げたりしない。繊細な表現を、大胆にやってのける、プロのエンターティナー集団。
聖くんが脱退したことで、必要に迫られて仕方なく、新しく作り上げたスタイル、というよりは。もともとカツンって、今のような状態を目指して結成され、育てられていたのかもしれない、とすら思いました。少なくとも、ジャニーさん的には。
そりゃあそうだ。だってKAT-TUNは、光一さんのバックとして集められたんだから。SHOCKのダンサーだったんだから。続かなかったけど(爆。
結成当時の、ジャニーさんの手元にいた頃のKAT-TUNは、当時のジュニアでは珍しい高身長グループだったし(赤西くんも亀梨くんも細かったしw)、ジャズっぽい、大人っぽい楽曲をあてがわれていたし、衣装も、ジュニアらしからぬ、流行に逆らった、背伸びしたものばっかりだった。
仁亀人気があそこまで出ていなかったら、聖と中丸がブラックミュージックにあそこまでこだわっていなかったら、KAT-TUNのキーワードに、不良とか、ロックとか、なかったのかもしれない。
抜けた2人が持っていた(あるいは、キャラクター設定上、担当していた)、「アイドルの定義」とか「ジャニーズの壁」とかに対する反骨精神は、ま、身も蓋もない言い方をすれば中二病であって。KAT-TUNが大人のグループになるためには、いずれ、どうにかしなくてはならないイメージだったと思います。
荒療治ではありましたが、こんなにもくっきりと、もうヤンチャなガキではないKAT-TUNというものを打ち出せて、良かったのかもしれませんね。
中丸くんは、ゆっくり探すと言ったけれど、私には、もう見えた気がしました。4人のKAT-TUNのいいところ。
それはそれとして。
歌っている時以外のKAT-TUNは、やっぱりカツンで、まるっと愛しい存在で。田口がボケて中丸がつっこんで。それを見たらやっぱり、ちょっと、泣きたくなった。