「ぷらてぃあ」は絶品だけれども、だがしかし。

先週は、赤西くんの、ワーナーとのグローバル契約と言う超めでたいニュースでさえ、やまぴーのシングルが「はだかんぼー」というタイトルであるという事実に、全部持っていかれました、個人的には(笑)。私はどうもワーナーさんとやらの凄さをよく分かっていないようで、じなかにしさんが全米デビューを見据えてるっていうお話は、もう何度も聞かされてきたから全然驚かないんだけど、みんなどうしてそんなに大騒ぎしてるの…?って感じでして。もちろん、正式決定&発表は嬉しいし、おめでとうという気持ちでいっぱいなんだけど。それは、どうにもこうにも「はだかんぼー」の衝撃を超えられませんでしたよ、と。ああ、笑いすぎてお腹痛い。

ノリのいい曲であるんだろうに、あくまでも無表情に、やりきる智久を想像できすぎて腹筋が限界。JEのこのノリは嫌いじゃない。それに、どうやら、内容は普通に良い曲らしいし。楽しみすぎます!

「やらされてる感」はアイドルの絶大な武器の1つ。

仕事なら何でもやりますだって仕事ですから、という少年時代からのやまぴーのスタンスは、十代の頃の彼から「可愛げ」というものを奪っていて、長い事マイナス面でもあったと思うんだけど、今ならね。今のやまぴーの年齢と芸歴になれば、「やらされてる感」は、プラスでしかなくなりましたよね!

…うん、だから、今後もあの事務所は、けったいな羞恥プレイをやまぴーにやらせ続けるんだろうなあ。そして、やまぴーは無表情でその全てをやりきってしまうのだろうなあ。そんな過酷な状況下でも、かっこいい俺のかっこいい俺らしさを、きちんとアピールできるだけの、いい意味での「プライド」と「賢さ」が、やまぴーには備わっていて、そこが、彼が(他事務所も含めた)同世代タレントの中で、頭1つ抜けだしている所以だと思います。彼はけして、顔だけの人ではない!

で、タイトルだけで突っ込みどころ満載のけったいな1枚と、本人プロデュースらしき英語タイトルの曲ばかりの1枚が、セットで売り出される彼の1stソロアルバムは、今後の彼のタレントとしてのスタンスを、そのまま表しているようで…もう一笑いさせてもらいました。今、思いだしても笑いがこみ上げてきます。

本当は、アイドルがやらされている羞恥プレイなんて、無表情でやりきられるより、恥ずかしさに悶絶してくれたほうがファン的には見ごたえがありますが、その種の萌えの提供は、やまぴーの分まで亮ちゃんがやってくれるので、NEWS的には問題ないと思います。私は、亮ちゃんの照れ笑いと照れ隠しが大好物です。
 
って、ここまでが、このエントリーの前置き。長いな(^_^;)。

何が言いたいのかと言うと、あんなにソロ志向が強いやまぴーと、どうしたって関西色の強い亮ちゃんという組み合わせであっても、2人が同じグループに居るという事に、大きな意味があるって事です。2人が同じグループにいる事は、それでもやっぱり奇蹟なんです。

少クラで披露された、亀梨くんのソロ曲を見ました。ものすごーくかっこよかった。やばかった。リピリピリピが止まらん。まさに、亀梨和也の王道でした。あの曲が、次のドリボの見せ場になるのかもしれませんね。

1stコンの「離さないで愛」は別にして、今まで、亀担の多くが求めている「亀梨和也の王道」楽曲、王道パフォーマンスって、ドリボでしか見せてもらえないものになってしまっていましたよね。カツンコンでの亀梨くんのソロ曲は、ミディアムテンポの、癒し系の、可もなく不可もなくインパクトもない、「弱い」楽曲ばっかりだった。(「1582」は違うけど)。何度も聞けば、いい曲だなあと思うんだけど、キャッチーじゃない。耳に残らない。亀梨くんがああいった曲調が好きだという事実にはちょっと萌えるけど、でも、ライブでやる事を前提に作られるソロ曲としてはあまりに地味。10曲以上収録されるアルバムの中の、箸休め的な1曲としては、有りだと思う。でも、たった1曲しかない、自分のソロ曲として選ぶ楽曲が、これなのかよ…て感じ。個人的には、亀梨くんのソロは、楽曲を聞いた段階で、すでに、がっかりしている事が多かったんです。しかも、楽曲は弱いのに、演出はめっちゃ派手だったりけったいだったりなので、カツンのライブにおける亀梨くんのソロは、「色物コーナー」的なイメージになってしまって、亀担のつもりの私でも、たまに正気に戻っては、ぷぷっと笑わずにはいられないものがありました。

「カメのソロは派手な演出じゃなきゃダメ」というのは、演出家さん(サンチェさん?)の方針であるらしいということが、「1582」の時の亀梨くんのコメントでわかったので、自担のセンスに多少安心した事はしましたが、それでも不満は不満として残っていて。亀梨くんのソロのパフォーマンスに、心の底から満足できた事なんて久しく無いんですけど!というのが、亀担である私の実感でした。ソロコーナーに関して言えば、他メンのソロのほうがよっぽど好きだったし、楽しみだったもの。

だから、今回のプラティアは、何年も何年も待ちに待ったものがやっと見られて、全世界に放送されて、本当に嬉しかったです!ドリボ曲っぽいけど、来年のツアーでもやって欲しいなあ。他の曲と混ぜたりせずに、コスプレもせずに、少クラでやったような、亀梨和也の王道を見せて欲しいです!

それに、来年は、それを見せなければいけない時期だと思うんだよね。

亀梨くんは今まで毎回、ソロ曲の楽曲選びは、他のメンバーと被らない曲調を選んでいるというコメントを出してきましたよね。グループの楽曲のイメージがはっきりしていて、それ以外にメンバー5人分のソロ曲があったら、それらと被らない曲調って、かなり絞られますよね。その結果、亀梨くんのソロ曲がいつも地味になっている件については、そんなところもさすが亀梨くん!っていう事で、納得してきたというか、しょうがないかあと諦めてたっていうか、むしろ惚れ直してきた(笑)っていうか、ね。そんな感じだったんです。

でも。亀梨くんの、そんなソロ曲やソロコーナーのプロデュースは、赤西くんが隣にいたからこそ、成立しえた方法論だと思うのです。カツンはずっと、2TOPユニットで、赤西くんが、その時の自分がかっこいいと思うソロパフォ、自分の魅力を最大限に引き出せるソロパフォをやっていたから、亀梨くんは「他のメンバーと被らない」という事を第一に考えていても良かった。むしろ、そのほうが良かった。

マスコミは2人の事を、不仲不仲、ライバルライバルと煽ったし、本当の所の2人の関係なんて私だって知らないけど、亀梨くんと赤西くんって、仕事の面で張り合ってはいなかったと思うんです。入所したての頃はね、年も上で、身体も大きくて、ジュニアの仕事もたくさんもらっていた赤西くんを、亀梨くんが追いかけている印象はありましたよ。でも、カツンになってからの2人は違った。「刺激し合える良いライバルです。」と、口にしてはいたけど、それはそれ。同じグループのメンバーとして、どちらかと言えば譲り合っているように見えました。お前がこっちに行くなら、俺はあっちにしとくわ〜みたいな感じで。2人とも個性が強い上に、その個性が真逆だったので、譲り合うくらいでちょうどいいんだね、そんな風に見えました。もちろん、彼らは2人組ではなく6人グループだったので、構造はもっと複雑ですけどね。

デビュー後の赤西くんは、カツンのお仕事ではファンを不安にさせるような言動が多くて、亀梨くんは立場上、赤西くんの分まで真面目な事を言ったり、赤西くんをフォローしたりしているように見える事が多かった。正直、亀担である私は、赤西くんに腹を立てたこともたくさんありました。

それでも、自覚はなかったかもしれないけれど、亀梨くんは赤西くんの存在を頼りにしていたと思うのです。少なくとも、亀担として私は、赤西くんを頼りにしていました(笑)。赤西くんが、どんな時でもかっこいい存在でいてくれたから、亀梨くんは、かっこよくない瞬間があっても良かったんだと思うから。髭男爵の隣の人になったり、ジョニデになったり、練習不足のギターを披露したり、会見ですべりまくったり。デビュー間もないグループのセンター格である亀梨くんが、普通なら許されないであろう色んな冒険をできたのは、もう1人のセンター格である赤西くんがいたからだと思います。もしも、初めからカツンが亀梨くんの1TOPユニットだったら、亀梨くんの魅力は、半分しか発揮されなかったと思います。

でも、今のカツンは1TOP体制です。風邪をひいていても、暗い顔をしていても、アホで日本語が不自由でも、振りが抜けても、立ち位置を間違えても、サングラスにお髭にハットでもぷよっても、結局いつでも間違いなくかっこよかった赤西くんは、もうカツンにはいません。

亀梨和也の王道、間違いなくかっこいい「プラティア」を何日もリピり続けたら、ふと、亀梨くんが1TOPの重圧を背負いこんで気を張っているように見えました。

今まで、5人のパフォーマンスを見ても、インタビューを読んでも、そんな風に感じた事はありませんでした。だってカツンは仁亀だけのグループじゃない。グループ愛と責任感のある聖くんがいて、スーパーポジティブな田口くんがいて、ロバ丸兄ちゃんたちがいる。だから私は、「プラティア」を見るまで、カツンが5人になった事と、赤西くんがソロになった事だけを考えていました。

今初めて、仁亀シンメが崩れてしまった事を実感して寂しくなっています。でも、まあ、カツンが再び6人で活動する確率よりは、仁亀の背中合わせをまた見られる確率の方が高いかな?と、思うので(カウコンとか。カウコンとか、カウコンとか。)、そこはそんなに悲観していません。いつか、きっと、またって、期待しています。でも今はまだ、亀梨くんの背負い込んだものの重さに、担当としてちょっと息苦しさを感じます。

やまぴーは、NEWS結成当時から1TOPだったけど、その重圧を背負いこんで気を張っているように見えたのは、活動休止をはさむ3年間くらいだったでしょうか。(その前は逃げているように見えた(笑)。今でも彼はNEWSのドセンターだと思うけど、重圧を背負いこんでいるようには見えません。彼自身が一回り大きくなり、メンバーもそれぞれぐっと成長し、メンバー同士や、ファンとの間の信頼関係も強くなったからだと思います。そんな今のやまぴーのほうが男らしくてかっこいいです。

亀梨くんも、カツンも、この1年か2年を超えたら、きっと今よりさらにかっこよくなるんでしょうね。それを期待してます。(あ、同じことはJUMPの1TOPになってしまった山田様にも期待しています。山田くんの憧れの人は光一さんや滝沢くんらしいけど、YOUはどっちかっていうと亀梨くんタイプだと思うYO!)